鶴見区は歴史的背景から、電設業で働く人が多くいます。
長い間その分野で働き経験を積んでいますが、電気工事士の資格を取ることは難しいのが現状です。
電気工事士は国家資格であり、日本人の合格率も約60%です。それに加え日本語の壁もあるため取得が難しく、そのためになかなかキャリアアップができなかったり、不安定な就労形態になったりしてしまうのが現状です。
そこで外国人の資格取得希望者を対象に、年2回の試験の前に、毎週日曜日5回にわたる集中対策講座を実施しています。
電気工事の基礎知識のほかに、ひっかけ問題などの問題文の読み解き方や、現場と試験での呼称の違い、その他漢字などにもフォーカスした授業を行っています。
受講生は現在より安定した仕事に就けるようにと電設業以外の他業種からの申込みもあり、20~60代の幅広い年齢層が勉強しています。
横浜市内や個人だけでなく、群馬県や愛知県などの遠方からや、会社からの申し込みもあります。