これは私たちの団体をよく表現しており、そして私たちの活動のいつの間にか形成されてきたやり方でもあります。
2000年に発足したABCジャパンは、私たちが身を置いているコミュニティから出た声に応えて活動を行っていった結果、あれよあれよという間に範囲が拡大していきました。それは「困っている人がいれば、助ける」という気持ちがベースになっています。
私たちの団体の強みはまさに、コミュニティに身を置いていることです。
だから、コミュニティが発展すると同時に団体も発展してきました。
私たちは多くのものをコミュニティの人々に提供しています。
それは彼らにとって“学び”になります。しかしそれだけでは終わりません。
学んだ人たちは何らかの形でその学びを自らの“働き”にいかし、そして私たちの活動で“働いて”くれています。そこにはいつも“笑い”があふれています。
私たちはそんな団体です。
「子どもたちがたくさんの将来の選択の道を選べるように」
「日本で安定して、心も豊かに生活できるように」
「日本人・外国人という枠を超えて、フラットな関係が築けるように」
という願いはあります。
しかし、根本的には、「困っている人がいれば、助ける」という気持ちでここまで来ました。その結果が、現在行っている様々な活動です。でも私たちはそれぞれを単独の活動としてとらえておらず、不足しているから、困っている人がいるから、私たちがそれを補っているという認識です。
難しいことは手伝ってもらう、できることがあれば手伝う。そういった「助け合いの輪」を広げ、(陳腐な表現になってしまうけれど)誰もが幸せに・豊かに暮らしていける社会を作りたいと活動しています。