こころのサポート

団体設立時から続けている相談のなかで、「困ったことがある」「どうしたらいいかわからない」という相談が多くあります。話を聞いていると、一つ一つは小さな悩みや不安が、それらが積み重なり、心の健康に影響していくことに気づきました。

今までは傾聴や制度の紹介をすることが主となっていましたが、それだけでなく心の専門的なサポートが必要だと感じました。

そこで私たちは母語で相談できるように、ポルトガル語のネイティブスピーカーであり日本でも公認心理師の資格を持った専門家と協力し、2020年度より心のサポートを始めました。

  • 大人の心
  • 子どもの心
  • ピアサポート

人々は誰でも生活の中で大きな変化、例えば大きな決断、何かを失うなどの複雑な状況に陥ったとき、様々な感情が生まれ、思考を曇らせてしまうことがあります。

 

「困っている」「どうしたらいいかわからない」という困難な状況が心の健康を崩してしまう引き金になることもあります。

 

外国につながる人々はさらに「移住の体験」が伴います。

 

それは例えば、慣れ親しんだ母国を離れること、新しい言葉・文化との出会い、不慣れな環境の中での生活や就労・勉強、子育ての不安などです。

 

そこで、心のサポートを行うことで改めて自分の気持ちを見つめてもらい、曇った思考をクリアにしたり、崩れた心の健康を立て直すことで「しんどさ」を軽くしたりできるように、私たちはサポートしていきます。

 

そして自身がより満足できる人生を歩むための心の支えを提供します。

心のサポートが必要なのは大人だけではありません。子どもや中高生にも成長過程での葛藤など悩みがあります。

 

とりわけ日本につながる子どもたちには、例えばこんな悩みがあります。

 

 「○○人と言われて、からかわれる」

 

「親に呼ばれて、一緒に暮らしていた家族や今まで仲の良かった友だちとも離れて日本に来たけど、みんな何言っているかわからないし、なじめない…、帰りたい…」

 

「私は日本語しか話せないのに、なんで外国人って言われるの?」

 

「親と母語や文化が違うから、意思疎通が難しい…」

 

「私が家で一番日本語ができるからいろいろがんばっているけど、本当はもっと遊びたい」

 

子どもや中高生は、気づかないうちにがんばりすぎていたり、親に心配かけないように何も言わなかったり、今の環境が当たり前と感じたりしていて悩みに気付かなかったりすることもあります。そういった悩みを持つ彼らに寄り添いながら、サポートを行っていきます。

私たちが行う支援の特徴は、個人に対するサポートだけでなく、家族単位でサポートをすることです。人々は社会やコミュニティ、それぞれの人間関係の中で、自身の存在を確かめています。家族もそのひとつで、お互いにもたらす影響は大きいものです。

 

つまり、一人の悩みがほかの家族のメンバーに影響を与えるということであり、家族としての課題が一人ひとりのメンバーに影響するということです。

 

そこで私たちは家族のメンバーそれぞれの課題として捉えるのでなく、家族単位のサポートで相乗効果を生み出し、見守ったり励ましたりしながらエンパワメントを行っていきます。

ABCジャパンの本部

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